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流し打ちの定義

野球用語が一般用語になることは多い。

それは日本の第一スポーツとして長く広く親しまれてきたからだ。

 

最も代表はアウト、セーフ、ストライク、ボール。

一般生活でアウトと言えば、それはやっちゃダメ、やっちゃったら罰を受ける行為、というもので

親指を立ててその本人に向ける。まさに野球の審判が示すポーズだ。

政治家の不祥事や失言には「これは完全にアウト」と表現し、退場を迫る。

セーフは安全を意味し、危険回避や失敗回避、安全確保に両手を広げて表現する。

許容範囲はストライク、ボールで表現する。

好きな異性をストライク、ボールで表し、年齢○○歳まではストライクと許容する。

こういう人はボールと、異性の性格やタイプで受け入れられるかどうかはストライク、ボールで表現する。

自分にとって理想のタイプや好みの顔などにはドストライクと表現する。

 

他には舞台を降板とか、大臣を続投とか。

舞台は板から降りないし、大臣は投げない。

冒険しないで安全な方法を選択することを置きに行く。

初めにやる人をトップバッター。

代わってやることを代打。

きれいに上手く行くことをクリーンヒット。

無関係の人を外野。

 

これらとは別で野球界で使われることばで長く使われたことにより、本当にそういう意味なのか、

と疑問がわく言い方がある。

たとえばチームの一員を野球ではナインと言う。

野球は9人で試合を行うので、ナインと言い、11人のサッカーはイレブンだし、15人のラグビーは

フィフティーンだ。

だが、これは試合に出場している9人を指すことばではなく、チームに所属する選手のことを

ナインと言う。チームに100人いても100人全員がナインだ。

本来の9という意味から離れ、チームの仲間をあらわす言葉になった。

 

他には流し打ちも疑問に思う。

流し打ちの定義を説明する人に出会ったことがない。

右打者がライト方向、左打者がレフト方向に打つと流し打ちとされていることが多い。

広辞苑にもそのように記されており、手首を返さずに押すようにして打つことなのだそう。

しかし、押すように打つことが流し打ちだろうか。

明日深掘りしてみよう。

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