野球はまず身体のでかさがその時点で有利にはたらく競技だ。
有利にはたらくと言うより、それが必須であり、そこから初めて勝負に挑めると言えよう。
身体のでかさが礎になり、それがあって、それからピッチャーは速い球が投げられ、
急激に変化する球が投げられ、打者は速いスイングができ、野手は強い球が投げられ、球際に強くなる。
阪神・佐藤は兵庫の私立進学校で県大会でも早々に敗けるチーム出身だ。
三年時は初戦コールド負けだそうだ。
プロ野球選手になる王道とは程遠い過程を歩みながら高校時代にトレーニングで
ウェイトを増やして、ホームランを増産できる身体になったそうだ。
結局、個人の能力としてみれば、名門とか経験とか練習量とかではなく、なにより体力だ。
良い打者とは振れる身体があるかが一番大事ということ。
経験、読み、センスなどハイレベルならそれなりに良い打者ではあるが、それを
体力が凌駕する。
センスがあって60キロだったら、いくら振っても威力ある球に負けてしまう。
100キロの素人がはるかに短い時間で凌駕する。
佐藤は筋トレででかくなった。
そして遠くに飛ばせるだけの身体になった。
幼少の頃からの経験より、そういう身体が出来上がってから球筋の慣れといったことを積めばいい。
体があれば肩もつく。
強い球も投げられる。
室伏の身体で、プロレスラーの身体で、ラグビー選手の身体で
野球をはじめたら高確率で良い野球選手が出来上がるだろう。


