あっという間に大阪なおみが4大大会のひとつのタイトルホルダーになってしまった。
スポーツで、実力がある下の選手が突き上げていくときは、若い勢いというのが大事で
一気に駆け上がるものだ。貴花田、イチロー、大谷など。
この活躍に「大迫ハンパないって」のパロディCMは、
それを予見していたかのようだと取り上げられる。しかし、このCMはセンスない。
パロディの相手がアマチュアだからだ。というより一般人だ。
のちに、プロになることが確実なアマチュアを取り上げるのならまだいいだろう。
本人は嫌がっているかもしれないし、生活に影響が出る。
しかもこの人は先のW杯の際、あれだけ騒がれたのにメディアへの露出は皆無だった。
1度だけ目にしたが、積極的ではない。そういう姿勢なら取り上げず、そっとしてあげるのが
良識というものだ。
ただ、これだけ映像が繰り返し流れたり、Tシャツが作られたり、旗がつくられているのだから
おそらく本人は認めているのだろう。でなければ、文句を言うはずだ。
何らかの権利ビジネスになっているのだろうか。
新井が引退表明し、その足跡を紹介するテレビ番組の作り方で、
「ホームラン王を獲得、阪神では打点王を獲得、2000本安打達成」とアナウンスした。
そのあとに、「しかし、今年は代打での出場となっていました。」としていた。
“しかし”ということは、控えのポジションに甘んじており、実力が劣っているという意味を
含めている。
しかし、代打は控えの選手が担うポジションではない。
特にプロはシーズンが長いので調子に波がある。
調子が悪くなれば、実力がある選手でも控えの選手に劣る場合が出てくる。
控えの選手がその時、絶好調なら、なおさらのことだ。
ベンチで待機して勝負所での起用を待つ選手は実力が及ばない控えとは限らず、
戦力として、そのポジションを担うことがある。
最強バッターを切り札として、あえてて先発させず、とっておく戦略すらある。
勝負所で働けば、それで1流のプロであり十分な仕事だ。
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