先週、明日へとしていた左ピッチャーが貴重という話。
野球で右ピッチャーには左バッター、左ピッチャーには右バッターがいいとされるのは
見やすくなるから。見やすさから、打ちやすくなるわけだ。
逆にピッチャーは左バッターには左を、右バッターには右をあてる。
それは、見にくいので打ちにくいからということになる。
右ピッチャーに対して左バッターは正面に近い形でボールを見ることができる。
つまり、両目で捉えるに近い形になるわけだ。
これが、左ピッチャーに対して左バッターは背中のから来るに近くなってしまい、
ボールを見るには首を多く捻らなければいけない。片目で捉えるに近くなる。
そうすると、自然、体の開きは早くなりがちで、打つか打たないかの判断を早く
しなければいけなくなる。
大谷が放つピンポン玉のような飛距離のホームランも左ピッチャーからのものは
極端に少ない。
また右手に投球を受けながら三振となった打席の相手は左ピッチャーだった。
これが右ピッチャーの球だったら、見やすいので避けられる。
まして、スイングを掛けて行って右手に受けてしまうということは、右ピッチャーに
対してはまず、ない。
手に当たるような球を振るということは投球を早めに判断しており、
左ピッチャーの球は見にくいということを表す典型だ。
見にくい角度から勢いのある球は体の近くまで球種はわからず、
振りに行かないと間に合わないから手が動く。
その後にシュートして内側に来て、うわっと思っても、手を引っ込めるに間に合わない、
ということになる。
左利きの数が少ないうえ、野球は左打者有利になっているのだから、なおさら
左ピッチャーが貴重になってくる。
左打者が左ピッチャーを打てないのは当たり前と捉え、どんどん充てて行く戦法を
優先して採ったらいい。
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