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プロの野球はあくまでプロだからできることⅡ 大谷のマネをしてもうまくはいかない

プロの戦術や技術は参考にすべきだが、全てを正解、鵜呑みとしてはいけない

ということを記した。

2019-6-28 プロの野球はあくまでプロだからできること

プロの野球はあくまでプロだからできることと、プロの仕組みだから

とる戦術というものがあり、全てを真似てはいけない。

 

また、プロの体があったればこそ、プロが提言する技術を実践できるケースというのもある。

プロの中ですら、体力の差から目指すプレースタイルが変わるくらいだ。

大谷の打棒は、大谷のあの体があるからできる技で、全ての一流プレーヤーが

大谷のマネをしてもうまくはいかない。

 

また、プロの技術があるからこそ、トライできるプレーというのもある。

逆シングルでのグラブトスなど、いきなりやろうとしてもできない。

練習から100%に近く成功していないと、ギリギリのプレーなど本番ではできない。

外野からのダイレクト返球などプロの肩とコントロールがあるからこそ許される

プレーであり、未熟な選手はカットの頭に返すことが基本となる。

 

プロは点を獲るに基本、打つことを選択する。

これは、打つことこそファンが喜ぶと思っていることと、選手の野球人生を

邪魔しないように打つことで選手自身の責任にしようとするからだ。

だが、打つことは3割でやっと成功。点を獲るに必要な連打となれば、どんどん

確率は下がる。

しかし、プロには一発がある。一気に点を獲ることができるので打つことを選択する。

そこに満たないレベルの野球では、進塁させることや犠打を用いることになる。

 

そしてプロにはプロになるべく実力とセンスをもつ選手だけでチームが構成されている。

1人の実力者が失敗しても別の大物がカバーできる。レベルの高いチームメートを

頼りに、高度なシステムを選択することもできる。

 

未発達の少年や体が小さい人、技術に甘いレベルの野球では

プロの野球を参考にはしても、同じことをしてもうまくいかないことがある。

そこを見極めないといけない。

 

プロの技術は、参考にすべきであってもベストとは限らなく、すべてではない。

プロが提唱することを鵜呑みに、正論だと信じ込んでいてもうまくいかない。

つまり、プロの誰もが言っていることが万人に共通する最高の技術ではないこということになる。

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