昨日は神奈川決勝で見せた慶應のフォースボークを取り上げた。
そしてフォースボーク成功確率は低いとしていた。
今季、日ハムはこの作戦を成功させている。
それでも成功確率は低いと思われるのは守る側が気を付けさえすれば上手くいかないからだ。
昨日も記したようにフォースボークには条件がいる。
一、三塁の左ピッチャーで三塁ランナーの走塁センスが高い、ということ。
一試合の中でもなかなかこの条件が揃うことがない。
それだけに条件が揃ったら警戒する。
特に、自軍で左ピッチャーを抱えているなら日頃から警戒しておくことになる。
しかも、一、三塁というケースの守りの練習というのはいつも練習するものだ。
攻める方としてはこの一、三塁は作戦が豊富に考えられ、また守る方はとても守りにくいシチュエーションだ。
だから守りのフォーメーションのサインをつくり、どう動くかを日頃から練習する。
ということは前述の条件が揃わなくても警戒するのだ。
キャッチャーは一、三塁になったらサインを出して内野の動きを統一させる。
一、三塁というケースは攻める方も守る方もいろいろ考える。
その数ある作戦の中でフォースボークつまり、ホームスチールは一番成功確率が低いと言える。
ホームスチールは警戒していない中で決まるものだが、フォースボークの条件である一、三塁は
最も警戒される中で敢行されることになる。
さらに一番確率を低くさせる理由は、守る側が普通にプレーすれば成功できないということだ。
これについては次回へつづける。