高校生の野手を戦力の計算に入れて獲得はしない、という事を記した。
その最も大きな理由であるプロのピッチャーに対応できるまでに打撃には時間がかかる理由についてつづけよう。
ピッチャーは極端にレベルが上がる。
プロのピッチャーは高校時代トップだった者やそこまで伸びてきた者だけで構成されている。
つまり高校時代、怪物だの天才だの大物だのと騒がれたピッチャーが進化したレベルでプロは構成されている。
高校時代、打ってきた大物打者も相手は平凡がほとんどなのだ。
甲子園のトップレベルばかりを毎打席相手には打てていないはずなのだ。
現に高校野球史上NO.1の打者である清原はのちのドラフト1位ピッチャー水野には4三振、
渡辺には3三振を食らっている。
松井ものちの阪神ドラフト5位山本にセンバツでは三振し、3打席抑えられた。
一年先にプロ入りしているドラフト1位石井のカーブにオープン戦でストライクを避けている。
中田ものちのドラフト1位斎藤に甲子園では3三振だ。
プロはそれらしかいなく、それらがさらに実力アップした世界なのだから当然、苦労する。
毎打席それらと対峙するから慣れが必要となってくる。