昨日はタイブレークの戦略について記した。
表のチームが4点を獲っての裏の攻撃で送りバントはあるか。
まずは2点を取ってなどという作戦をとるチームはまずないだろう。
それは通常イニングでまだ先がある場合だけだ。
4点差一、二塁は2点差ランナーなしと一緒だからだ。
たとえ送りバントみたいなことをしてきても、それはセーフティバントだ。
4点差一、二塁は2点差ランナーなしと一緒と考えれば、
通常回で先頭打者が送りバントをすることと一緒となり、それはあり得ないことになる。
4点差の守りの方は、2点差ランナーなしと思って入る。
ひとつアウトとればいい。ランナーなど無視する。
だからゲッツー体勢はとらない。
ゲッツー体勢をとって、ヒットスペースを与えるような事はせず、
アウトひとつをとるのに確率が高いと思われる守備隊形を敷く。
2点やっても痛くもかゆくもないからランナーは無視して、ゲッツーなど取りに行かず、
とにかく一つのアウトをとるのだ。
なんならセットポジションでなくてもいいくらい。
3点まで許容してアウトを3つとればいいだけだから。