プロの140試合を超えるシーズンでは今の先発ローテーション制度が最適なのか。
右ピッチャーに対する右打者、左ピッチャーに対する左打者、は打者にとっては
その逆のピッチャーに対峙するより分が悪い。
それは投球の軌道が見えにくくなるからだ。
特に、左打者は世に左ピッチャーが少ないためにその軌道に接する機会が少なくなり、
この傾向がより強くなる。
それならば一球団で多くの選手を抱えるプロなら右打者には右ピッチャーを充て
左打者には左ピッチャーを充てる戦術の方がいいと思える。
先発が完投することや先発が試合をつくることがかっこよく、ピッチャーとしての
価値が高いという認識があるので、ピッチャーも先発で長いイニングを投げることを
目標としてしまう。
ただ、勝つという事にフォーカスした場合、同じピッチャーが何度もやるより、
打者によって有利と思えるピッチャーをどんどん充てていった方がいい。
右ピッチャーが左打者と3度対戦するより、一軍半の左ピッチャーをワンポイントで使った方が可能性は高いだろう。
だから一軍と二軍の行き来を頻繁に行い、調子のよいピッチャーをワンポイントで
たくさん備えておけばいいのだ。
初回からでもどんどんワンポイントを使っていい。
この野球の核心について明日へ続ける。