攻撃を優先しようとするのは、守りは何もしない可能性があるから。
特に外野手は、打球が飛んでこなければ、カバーに走るだけですることがない。
誰でも良い可能性がある。
逆に攻撃は、出場したら必ず打席が回ってくる。
だからこっちを優先してしまうのだ。
しかし、打席は1試合で4~6くらいとして、
守備の打球は、全く飛んでこない可能性がある一方、無限に飛んでくる可能性もある。
しかも、一度ミスをすれば、試合展開を左右し、致命傷になりかねない。
本来はリスクのある起用法なのだ。
追いつける範囲の打球は捕って当たり前の意識があるから、
失敗したらミスした奴が悪いで済ませられ、指揮官のミスには映りにくい。
それくらいやって当然でしょという意識により、ミスした選手が非難される。
プロだからそれも仕方がないとはいえ、勝負の責任は指揮官、首脳陣にある。
ミスする選手を使った指揮官に最も責任があるのだ。
オリンピックの時もG.G佐藤ではなく、星野のミスだったのだ。
難しい打球は捕れなくとも許されるし、他の誰がやったら捕っていたかどうかを証明もできない。
だから、守りに目をつむり、打撃を優先してしまう。
打撃は4タコ、5タコでも、「結果が出なかった」や「ブレーキになった」程度で済まされる。
それは、3割成功すれば一流だから。
対して守備は、4回、5回やって1回でもミスをすれば、大々的に取り扱われ、
戦犯の扱いを受ける。
そう考えれば、守ること、点をやらないことを重要視することが、良いとみることもできるはず。
本来、野球は点取りスポーツではなく、点をやらないスポーツであり、守り抜いて
ホームベースを相手より一回多く踏むというスポーツだ。
点取りスポーツのバスケやバレーボールとは違うのだ。
3つのアウトまでの間を効率よく使い、ランナーを進ませ、ホームを踏ませて点を取り、
これを守り抜くというスポーツなのだ。
どんな試合でもスコアボードには、0が刻まれることが圧倒的に多い。


