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スモールベースボールとはホームランのない、打ちまくらない野球のことを指す。

 

国際試合になると日本の体格の小ささが目立つので、その中で勝つためにはどうするか、

を考えたとき、その日本の戦い方を称してこの言い方をする。

日本には昔からこういう言い方が多い。

 

柔よく剛を制す、

ピッチ走法、

バトンパスでの活路、

など。

 

結局、体格や運動能力で劣る日本人が苦肉の策として使う言い訳にも聞こえる。

特に野球は体の大きさがものをいう競技なので、負け惜しみのよう。

 

スモールベースボールと言ったとき、それは攻撃のことを指し、守備のことではない。

ゆえに、攻撃方法はダイヤモンドの中でボールと選手が移動し、

そうして得点を相手よりひとつ上を目指す、ということになる。

 

U-18の戦いになったとき、日本は高校野球の選抜チームとなる。

特に、高校野球をすでに終えている、高校三年生で構成されることになる。

 

高校野球は金属バットなので、木製バットでの初めての野球となり、相手の情報も少ないうえ、

高校野球とは違う野球展開となる。

 

そして相手も有力なチームは皆、日本チームより大きい。

加えて、大型のチームはこのくらいの世代は大味な野球をやってくる。

 

今回のプエルトリコ戦では野手がベースを空けるという間抜けに日本は進塁を重ねた。

MLB選手の多いプエルトリコでさえこの程度の野球をしている。

 

当然、日本としては打ちまくって点を取ろうなどという発想にはならない。

そもそもそんなことはできないのだからやるもやらないもないわけだ。

普通のことをやるということだ。

 

スモールベースボールなどという言い方はいつからできたものか。

WBCができてからだろう。

 

野球の国際戦がはじまり、諸外国が展開する野球とは違う戦い方をする日本という

意味で誰かがつくった言い方だ。

 

そこには自虐の意味が込められており、体格に劣る日本人は同じ野球はできない、という表現だ。

パワーではどうしようもないから技を駆使して抗っているという。

 

スモールベースボールという言い方をやっている側、

特に監督の口から発せられることに嫌気が持ち上がる。

 

スモールベースボールは観ている側が評する言い方で、やる方がそれを言うことには、

どうも納得できない。

 

それは、いわゆるスモールベースボールが指すところのベースボールこそ

野球の本質がたくさん詰まっているからだ。

 

つづく。

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