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選手寿命と道具 山本昌50歳 ホームラン王

山本昌が今年50歳を迎える。

 

先日は、今年初の実践マウンドでは、一球で降板した。

 

毎年、年齢を重ね、年齢と相談しながらトレーニングをしていきながらも

自分の感じる肉体の状況と実際にズレが生じ、緊張感を持ってマウンドに上がると

体に無理が行きわたり、違和感となって現れた。

というところか。

 

選手寿命は確実に延びている。

最大の理由は、昔は起用過多だったこと。

 

技術のレベルは今の方が上がっているので

使い過ぎなければ、昔の方が、長続きしたはずだ。

 

今は、

医学の発達、

身体機能情報の浸透、

充分な登板間隔、

科学で分析されたトレーニングにより

寿命が延びた。

 

技術レベルの向上をこういった理由で補っており

選手寿命が延びたのだ。

 

そして選手が引退するときは、

加齢が一番の理由ではないということは以前の記述のとおり。

その内容はコチラ

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

加齢による衰えなんて常識じゃないのよ

加齢による衰えなんて常識じゃないのよのつづき

 

道具が介在するスポーツは長くやれるものだ。

 

使う道具が多くなるほど、体力差が現れないので

年齢による不利がなくなる。

 

道具が介在すると技術差が占める割合が多くなり

経験でカバーできることになる。

 

王は今の野球でも中軸を打つ実力の持ち主だと思う。

 

引退の理由は、

王貞治のバッティングができなくなったこと。

と言っていた。

 

王貞治のバッティングとは

ホームランを打ち続けるということ。

 

それには引っ張り,

打球を上げる必要があった。

 

この場で何度も紹介しているが、

落合が、

「打者は90度で勝負する中、王さんだけは30度で勝負した」

ということ。

 

30度で勝負するとは、引っ張ってホームランを打つためだ。

 

スーパースターゆえ

そのバッティングを変えることはできなかったのだ。

 

これが90度で勝負して

ホームランを打たなくてもいいバッティングでよければ、

おそらくもっと続けられたはずだ。

 

50歳を超えてもできたと思えるほどだ。

ひょっとしたら60でもと思わせるほどの打棒と肉体だ。

 

また続けよう。

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