昨日は甲子園優勝ピッチャーとはどういう人のことを言うか、と記した。
そして優勝ピッチャーという言い方の他に、胴上げ投手というのがある。
これは字面だけで見ると、胴上げする投手という意味になるだろうから、つまり
優勝を決めた時の最後のピッチャーということだ。
優勝すると監督をはじめ、幾人かを胴上げすることが恒例だから、そこに至る最後を
締めたピッチャーということで胴上げ投手という言い方をする。
昨日の優勝ピッチャーの定義はあいまいだったが、胴上げ投手の定義は優勝を決めた時、
マウンドにいた最後のピッチャーということで間違いない。
それは、イニング数など関係ない。
たとえば長いシーズンの優勝を決める最後の1人の打者だけ投げただけのピッチャー、
シース゛ン登板数1/3でも、それで優勝を決めれば胴上げ投手だ。
しかし、甲子園で優勝するのに6試合を要するとして1/3の登板数で最後のマウンドにいたピッチャーを
甲子園優勝ピッチャーとは言うまい。
甲子園優勝ピッチャーは優勝に導くべく、イニング数の多くを投げ、勝利を重ね、
かつ最後のマウンドにもいないと言わないと思われる。
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