ピッチャーのキャプテンは避けるもの。
本来、ピッチャー、つまりエースはそのチームの勝敗を握るわけで、さらに野球能力の
高い選手なわけだからピッチャーがキャプテンというケースは多くなっていいはずのところだ。
では誰がいいか。
相手の攻撃は、ダイヤモンドで行われている。
打球自体は外野に飛ぶが、得点はベースを踏むことによりあげられるからボールは必ず
内野へ返す動きとなる。
打球も外野へ飛ぶよりは内野より前で処理されることが多い。
このような理由からキャプテンは内野手がいい、となる。
ダイヤモンドで最終的にボールを処理する野球というゲームの性質から運動能力の高い選手は
まず、内野手へ配置する傾向がある。
その中でもショートというポジションにセンスのある選手が多く、ここにキャプテンというケースがよく見られる。
また、キャッチャーは一人だけ反対を向き、他の選手と顔を突き合わす格好になり、
さらに、ピッチャーの球を全て受けうる可能性があり、相手打者に一番近い所にいることから
守備の陣形に指示を出すもの。
そのため、指示を出す=全体を方向付ける=チームを引っ張る、ということから
キャッチャーのキャプテンが多くなる。