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日程が密になることでの体への負担は個人レベルで対処すればいい

昨日からのつづき。

2020-4-7 困難時に勇気を与えたスポーツが見えない敵に阻止される

 

日程が密になることでの体への負担は個人レベルで対処すればいい。

Jリーグ発足当時も、水曜日と土曜日の週2試合の日程に、世界的にそんな過密な

プロリーグはない、体がもたない、という選手からの不満が発せられた。

これが野球だったら投げられないとなるだろう。

投げなきゃいいという発想にもなる。いる人間でやるのもチーム力だから。

 

日程が密になることで各チームに不平等になることがいけない。

サッカーはいろいろな大会があるから不平等になる。

負担が各チームで違うのに、技術の優劣、チームの優劣を計ってしまうと不満が募る。

 

強いチームほどいろいろな大会への出場があったり、試合数が多くなったりで疲労が重なる。

野球では、今年はオリンピックがある予定だったので、そこへ主力を出すチームほど苦しいという見方があった。

シース゛ン中勝っているチームほど、そこの主力が代表になるので、オリンピック以降の

戦いは、下位のチームにチャンスがあると見られていたのだ。

 

ただ、野球は道具の介在が多いので疲れていても結果が出る可能性がある。

バットという道具が体の疲労を超越してくれるかもしれないのだ。

肉体に頼るピッチャーはこれができない。肩、肘に疲労がある中ではベストピッチはできない。

サッカーも、確実にパフォーマンスが落ちる。

 

ただ、プロはそこにエンターテインメントが入る。

また、最高の技術を披露する義務もある。

観戦する人に、エンターテインメントと技術を見せなきゃいけないという葛藤があるので

チームのいる人間で底上げをするというだけでは、そこは満たされない。

 

高校野球は毎日試合する。

エンターテインメントも技術も関係ないからだ。

高校野球は野球の技術の向上を目的としていなく、あくまで人間形成へのひとつの手段だから。

とはいえ、野球というゲームを利用している以上、そこには勝負がつきまとう。

やるからには、当然、関わる人間全てが勝ちを目指す。

実力に差があり、肉体も精神も未熟、人数に限りがある、という高校野球では

毎日の試合でもエースに投げてもらいたいということになってしまう。

だから、投げすぎ問題ということになる。

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