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ファールグラウンドと言いながらプレーがつづく

過去にいくつか野球の他のスポーツとの違いを記したが、昨日はさらに一つ加えた。

2023-6-28 野球で勝つには俺一人で十分だ

 

スポーツはグラウンドの広さが決まっており、仕切り線が設けられている。

過去に記したが、競技場の大きさに決まりがない、というのが野球の大きな特徴だ。

ホームランの距離が決まっておらず、各球場でバラバラだ。

他のどのスポーツにおいてもプレーする広さに決まりがないものなど思い浮かばない。

普通に考えてこんないい加減なことはない。

 

さらに野球はファールグラウンドというのがあり、ホームから一塁へ向けての一塁線と

そこからライトポールまで延びるライト線、その逆が三塁線とレフト線という事になる。

 

このラインより外がファールグラウンドとされ、境界線となる。

このラインを割って守ってはいけないし、このラインの外へ打てばファールとして

打者は打ち直しを要求される。

こういったラインは他のスポーツにも必ずあり、サッカー、ラグビー、アメフトは

そのラインの外はプレー外、ボールデッドとなる。

アイスホッケーはラインではなく氷の切れ目がフェンスとなる。

 

野球はこのラインの外でもインプレーの場合がある。

テニスやバドミントン、バレーボールのように「打つ」という表現があるものは

このラインの外でバウンドしない限りインプレーという場合があるが、このラインを割って

転がっているのにインプレーというのは野球だけだろう。

 

特に暴投の場合は転がっている間、インプレーなのでプロの技術を持った大人の大男が

赤ん坊やペットのように「待ってー」とばかりにボールを追いかけるという滑稽なシーンが発生する。

 

このように野球ではファールグラウンドでもボールデッドとならない場合がある。

つまり、ファールグラウンドも競技場内という事になる。

それなのに、他のスポーツとははっきり違う、あることが許されている。

とても不思議なことだ。

つづく。

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