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寝屋川高校 ジャイアントキリング逃す

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昨日は、春の大阪大会で公立高校の寝屋川が大阪桐蔭にあとアウト1つまで追い詰めながら

逆転負けでジャイアントキリングを逃した。

 

これは悔しい。寝屋川ナインは思い出すと寝られないくらい悔しい。

あとアウト1つも、セカンドゴロエラーだから、こりゃ悔しい。

しかも、公立校がセンバツ優勝チームに公式戦で勝つという奇跡は、

高校野球史においてもないかもしれない。いやーもったいない。逃した魚は大きすぎる。

 

エラーがなければ、というタラレバはあり得なく、エラーも実力であり、

そのエラーを誘発しようと、そこへ打ったのかもしれない。

大阪桐蔭の実力が優ったからこの結果なのだが、監督やセカンドの選手をはじめ、

チームは糧にしてもらいたいものだ。

 

セカンドの選手は打球が来た瞬間、「来たっ!俺のところだ」と思い、

処理すれば勝てると硬くなったのだろう。

アウトにできないまでも、前に落としていれば、まだ次にチャンスがつながった。

 

寝屋川高校は公立の進学校。

公立ということは、全員が試験を突破してきた。

その中で野球好きが集まり、センバツ優勝の大阪桐蔭に堂々と戦いを挑んだ。

全国から選手を集めてきて、さらにミレニアム黄金世代としてタレント軍団とされ、

ドラフト候補を何人も抱えるあの大阪桐蔭相手に寝屋川は見事な戦いだ。

メンバーを落としていたと思われる大阪桐蔭もこれで、次戦は油断できない。

 

この試合は準々決勝なので、元々寝屋川には相当の実力がある。

そもそも、甲子園出場経験がある高校だ。

体つきも公立校にある、細くて小さいということもなく、しっかりした体格の選手が多い。

単純に番狂わせとも言えない。

 

案外、こういうチームが夏の大阪桐蔭打倒を掲げながら、早い段階で負けてしまうことがある。

1球の怖さが身に染みたことだろうから、反省し、チームでこの点をつぶしてほしい。

 

大阪桐蔭には情報を与えてしまった。

大阪桐蔭の情報を得られたという利点よりも

実力下のチームが情報を与えてしまったことの方が次戦へは不利となる。

これで、王者も寝屋川に一目置くことになり、研究もしてくる。

再戦があれば、ライオンが獲物を狩るように、姿勢を変えて仕留めに来る。

 

1発勝負の高校野球は、いくら反省しようと、最後の大会では不本意なプレーが出てしまう。

致命傷にならないために、どうすべきか、とことん話し合ってほしい。

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