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東海大相模が敗けるかとザワついた。
その相手が県立高校だったからだ。
県立相模原高校、略してKENSO。
初回いきなり5点を先制したKENSO。
高校野球でよくあるのは、格下チームが格上の強豪相手に初回フォアボールなどでランナーを溜め、
大量失点。
その後は、ストライクが入りだしたピッチャーに強豪打線がミスショットを繰り返す。
終わってみれば初回を除くと点差が開いていない、場合によっては2回から8回で見ると、
格下チームの得点が多かった、立ち上がりが響いたなあというパターン。
しかし、この試合は強豪がやることを格下のKENSOが先にやった。
そして、一時は同点になるも、7回にヒットを連ね一挙3点のリードを奪った。
マジでやばい、笑えない、展開になってきた東海大相模は、
8回に代打の背番号7の上杉がホームラン。
この終盤で代打に1桁の背番号の選手が出てくることと、
しかも、ホームランを打つなど県立高校には真似できない芸当だ。
そして2点差の最終回、先頭打者が左中間へ快打。レフトが捕球できるかと思われたが、
2塁打として、注目打者の森下が登場。
東海大相模ファンが期待するその通りに、レフトスタンドへ突き刺した。
7回に3点差がついてから、東海大相模スタンドの応援がものすごかった。
絶対に負けるわけない。あいつらなら逆転してくれると信じて、
選手たちの背中を押そうと一体になっていた。
KENSOはよくがんばった。ジャイアントキリングかと、球場のみならず
試合展開が気になっている人すべてをザワつかせた戦いは見事だった。
それ以上に東海大相模の底力に震わされた。
こんなところで負けるわけにはいかない。こっちはタテジマの看板を背負っている。
県立高校に敗けるなど許されない。
その東海大相模の意地に試合後、しばらく興奮が冷めやらなかった。
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