昨日は10月9日ということでこの話題、 2020-10-19 今日は10・19 を記した。
9回裏、抑えの吉井がランナーをだしたところで、エース阿波野を2日前に完投したばかりなのに、登板させる。
2死満塁まで迫られながらも三振で薄氷を踏み、第一試合を獲る。
日本シリーズの日程が間近に迫っているため、この日はダブルヘッダーの強行日程。
そして、それまでも連戦を強いられてきた近鉄は疲れた体に鞭打って最後の大決戦へ臨むことになった。
最高潮の興奮状態となった川崎球場には、どうしても現場で見たいファンが押し寄せるが、
すでに超満員。
諦められないファンは万札をチケット売場へちらつかせ、どうかこれで入れてくれ、
と懇願したそうだ。
周りの高いビルには屋上から階段にまで人が溢れ、何とか試合を観ようとする。
第二試合はロッテが先制した。
興奮の坩堝と化した川崎球場。
6回、見逃し三振の判定にまたも中西ヘッドコーチがでかいケツで威嚇しながらのっそのっそと
主審の元へ歩み寄り、猛抗議をしたことでさらに興奮度は高まる。
それに応えるように近鉄が追いつく。
そして7回、吹石一恵のおとっつあん、吹石のホームランで勝ち越す。
またも、ベンチから飛び出す中西ヘッドコーチ。
大喜びで吹石を迎える。
さあ、球史に残る名勝負の行方は。
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