今日で8月が終わる。
高校野球としては特別の夏となった。
甲子園で繰り広げられたであろうドラマは今年、一般のところには届かないこととなった。
高校野球には青春を燃やす選手たちのおかげで、多くのドラマを観させてもらってきた。
交流戦という苦肉の大会が開かれたが、これはセンバツ出場が決まっていたチームを救済する大会だった。
夏の各地チャンピオンによる日本一決定戦ではなかった。
そんなたった一試合でも情熱をみせた選手たちに、それだけでも各チームの目標が交錯し、
ドラマがあった。
中京大中京は公式戦負けなしのすばらしいチームをつくった。
それに勝ってやろうとする、智弁学園の真剣さもよかった。
独自大会と銘打った大会でも真剣勝負のすばらしい試合がいくつも展開されていた。
神奈川大会では王者・東海大相模を倒すことを目標にチームをつくってきた相洋が
初の決勝進出で8回2死まで3点リードと追い詰めた。ピッチャーの替え所次第では勝っている試合だった。
初めての東西チャンピオン決戦となった東京大会も逆転サヨナラで決着するというドラマがあった。
東東京も西東京も決勝は延長サヨナラによる決着だった。
これらの試合で勝ったチームも負けたチームも多くの選手が涙を見せ、その涙はしばらく止めることができない選手ばかりだった。
明日は、過去の数奇のドラマを振り返りたい。
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