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勝ち抜けを決めたあとにエースが登場する日本ピッチャーの層の厚さ

グループ勝ち抜けを決めた後にエースが登場するというあり得ない戦法となった。

エースは初戦か2戦目までには出てくるはずだ。

第4戦までエースを引っ張るチームはない。

 

最大の敵とみなされていた韓国にエースをぶつけないという戦略は本来あり得ない。

それはMLB所属ピッチャーへの配慮と層の厚さからなり得る。

そして最も大きいのは組み合わせの妙だ。

中国、チェコは誰が投げても敗けることはない。

それ以上にどのチームを相手にも誰が投げても勝っていただろう。

日本が勝ちやすい組み合わせだったという意図を感じる。

 

中野の肩が弱い。

2戦目から送球が悪く、3戦目では先制を許す大エラー、4戦目の内野安打は深い位置とは言え、

逆シングルなら捕ってからリリースまで自然に距離ができるので強い球が投げられるのに

そこをツーバウンドの送球はプロではない。

バッティングは粘りのある打ち方ができているので使いたいのだが、球際の弱さは不安だ。

 

この日も多くのボール球をストライクと言われた。

昨日も記したが、とられるからと振らなくていい。

ボールはボールなのだから、ボールと言う事を信じて自分の選球眼、バッティングを貫けばいい。

ピッチャーもずっとそこに投げるわけではない。

27個のアウト中、甘い球はいくつもくる。そこをとらえればいい。

誰かがそれを捉えればいいのだ。

仮にそれで負けたとしても負けではない。

それではファンは不満だし、マスコミは好きに言うだろう。

だが、審判に合わせてプレーするなど必要はない。

自分のベストプレーをすることだ。

 

プールAは激戦で全てのチームが2勝2敗という、世界戦はこうあってほしいと思わされる戦いだ。

2連敗スタートのキューバが1位通過などという目を疑うような展開はおもしろい。

国の精鋭が集まったチーム同士の戦いなら一発勝負でどこが勝つかわからないことが当たり前だ。

 

日本のグループは楽だった。

中国、チェコはかなり下手だし、韓国も今年は戦力が低く、オーストラリアも同様だ。

そして激戦のプールAを2位で勝ち抜いたとはいえ、イタリア相手の準々決勝もまあ、日本の方が格上だ。

相手はアメリカ大陸とカリブ海のパワーに尽きる。

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