大谷圧巻の3ホーマーと10奪三振。
江夏は延長をノーヒットノーランに抑え、サヨナラホームランで試合を決めた後、
野球は一人で勝てる、とか一人でできる、との問いにうなずいたと聞くが、
大谷のこれもまさに一人で勝った試合だった。
江夏のよりさらに上を行くものだ。
現実には1対9で勝てるとは誰も思っていない。
一人の打者が走者も同時にはできないわけだし、
守りに関してはピッチャー一人ではどうにもならない。
せめて8人だれでもいいから揃えても、大谷とは勝負を避ければ点を獲られないわけだし、
ピッチャー大谷には球数を放らせればいい。
うまく満塁で大谷に周ってきても歩かせて、勝ちに行く戦略をとる。
だから、勝負してもらえるからこそ、チームメートさえ頭を抱え、
あきれるほどの3打席ホームランも生まれるのだ。
球史に残る名プレーヤーや大記録もたった一人では成り立たない。
ただ、大谷は、俺が9人いれば余裕なんだけどな、とは思っている。


