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水を差す

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高校野球予選が佳境を迎えている。

そして、また誤審を目の当たりにした。

 

神奈川予選、武相VS湘南学院。

どちらも力のある良いチーム同士の好ゲームだったが、

1-1の8回、ランダウンプレーで1,2塁間に挟まれたランナーが、

わざとボールを投げた選手にぶつかりに行き、

かつ倒れるような接触も無かったにもかかわらず、わざと転んだ。

塁審は走塁妨害をとりノーアウト2,3塁で再開された。

結局、この回3点をとり、湘南学院が勝つことになる。

ノーアウト2,3塁とワンアウト3塁での再開ではえらい違いだ。

 

ワンプレーの判定ミスが、

高校野球に多くの時間を費やしてきた選手たちの青春を台無しにする。

 

せっかくの好ゲームが後味悪いものになり、湘南学院も面白い野球をしていたのに

あのプレーで勝ったのは、ずるい。卑怯な勝ち方と断言できる。

 

サッカーではこんなことが起きているようだ。

 

高校サッカー判定巡り調停申し立て 昨秋滋賀県大会準決勝で22例も

 

いつまでも高校の部活動が、教育の一環だから抗議や文句は御法度。

判定を受け入れることが潔し。

などという、前時代の錯覚から目をさまし、公正な勝敗を決するに

立ち上がれと言いたい。

 

たった一試合での勝敗しか許されていない高校生は、

それまで多くの時間を費やしてきているのだ。

 

そこを重く受け止めろ。

 

こんなもの教育でもなんでもない。

むしろ不公平、差別を助長しているともいえる。

 

審判の技術が未熟な上、

判定の責任を生身の人間の一瞬の判断にゆだねていることが、

現行ルールの弱点であると再三述べているが、

またしても

高校生の貴重な時間と希望を台無しにする行為が起こり、

これからも続く予選と甲子園大会においても繰り返される。

 

早く次の一手を打つ世論が盛り上がることを期待し、

高野連の怠惰な姿勢に怒りがこみ上げてくる。

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