福岡ドームが客席を増やし、最大5メートル、昨年よりホームランフェンスが狭くなったそうだ。
5メートルの差は野球の質自体が、ここで行われた昨年までの試合とまったく違うものになる。
本拠地としているソフトバンクの選手、特にピッチャーは、死活問題であり、
運営側のわがままとして不満に思っていることだろう。
死活問題をよく口にしていた統一球の時と同じくらい勝手な仕業といえる。
そもそも競技場の大きさに決まりがないなんて野球くらい。
おかしなスポーツだ。
そして、最近は球場のつくりがミーハーでよろしくない。
野球は間合いや心理戦に醍醐味がある。
これを楽しもうと思えば、できるだけ集中し、目を配らなければならない。
なのに球場をピクニック感覚のようにしたりしている。
こんなことして野球が楽しめるはずがないのだ。
今回のように球場をいきなり狭くしたり、
最近多い、エキサイティングシートなるファールゾーンの席を作ったりと
スピードや大胆さを損なわせる球場づくりに勤しんでいる運営者は、方向を間違っており、
野球を冒涜し、悪ふざけと言える。