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張本が糾弾されているようなので真理を説こうⅡ

昨日、張本がカズに引退勧告したことで世間が騒いでいることについて言及した。

 

世のカズ擁護の論調より張本が核心をついているのだ。

 

カズと同じように、レジェンドなどともてはやされている葛西について

以前この場で言及したことをもう一度振り返る。

 

葛西がメダルを取って以来、年寄のスポーツ選手にはレジェンドといい、

やたら各界でレジェンドが連呼されることになった。

 

長くやり続けてひとつのことで結果を残したこと、

スポーツ選手という年齢により格差が出る世界において通常ではピークを過ぎていると考えられる年齢でも世界のトップにいること、

このことにより賛美がやまないのだが、いつまでもひとつのことに固執して、

後進に道をゆずらないという見方もできる。

 

ここに世間は反応しているのだ。

「プロだから」「契約しているから」「見習う対象となるから」と。

 

メダルを取ったこと、チームが契約したことで

固執しているという見方は封印され賛美にしかならないのだが

スポーツ界のように次の才能や個性が現れる世界で

いつまでも居座っていることは良いことではないことが多いのだ。

 

それを若い人間がのりこえればいいという意見が大勢を占めるのだが、

道をつくってやることが先達の役目であり、その循環が良い方向に作用することが多いのだ。

 

少なくとも自分と同じ実力や将来が期待できる選手が現れたときは、譲った方が賢明だ。

 

葛西は10代のとき天才ジャンパーと称され、メディアに取り上げられた。

 

オリンピックでは結果が残せず、長野オリンピックの団体金メダルのときは補欠に回された。

 

日本金メダルの際は

「悔しくて見ることができない」と発言していた。

 

気持ちはわかるが、その感情は閉まっておくべきところだ。

 

この発言を聞いたので、長くこの世界に固執している姿勢に少し、残念を禁じ得なかった。

 

Jリーグやプロ野球は球団が契約する=必要とされている。という図式になり、

判断は委託者に任され、ファンの要望はその委託者が吸い上げるため、

球団が契約してくれる限りやるという判断がしやすい。

 

宮本は引退する1年前に身を引くつもりだったが、優勝のために球団が引き留めた。

 

しかし宮本は、

「コーチ兼任や若手の見本といった理由で戦力として必要とされていないのであれば身を引く。」

と言ったそうだ。

 

球団は勝つために必要という意向だったため、宮本は引退を延ばした。

この考え方がプロの考え方だ。

 

しかし、カズの場合は・・・

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