「なぜ、張本勲の発言は批判を受けるのか? 的外れな意見でもないのに...?」
先週はこの場で、張本発言の真理を説いてきたが、発言直後は、張本への批判が一気に過熱したものの、
これも一巡すると、頃合いを見計らったようにこんな記事も出だしたようだ。
ただ、
この記事にあるJ2を野球の2軍と発言したことで批判が過熱したとあるがこれは、少し違う。
世間はカズの長くやり続けていることに対する張本の発言に反発していたはずだ。
中には、この2軍という言葉尻にいちいち反応して、事の本質とはずれたところで
揚げ足をとっているスポーツジャーナリストなる人もいたが。
張本は野球の2軍とJ2が違うことなどわかって発言している。
話題性がないことは2軍もJ2も一緒なのだから言っていることは至極当然だ。
そして、カズのプレーについての言及もその通りだ。
ただ、世間の反発に屈した形で、張本が「あっぱれ」とか言いだしたのは残念だ。
この「あっぱれ」の意味するところが、張本発言に対するカズのいわゆる紳士対応に対してであり、
カズへの引退勧告についての考えが変わっていないとしても手のひら返しと思われても仕方がない。
張本はもう75歳。
いちいち世間の反応に気を使うような立場ではないのだから
ネットを中心とする批判などに屈することはないのに。
「世間に喝!」くらい言ってやればいいのだ。
的を射ているのは、張本の方なのだから。