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変わらない甲子園大会に6大学野球。

昨日、芦屋学園の取組みについて紹介するとした。

芦屋学園は甲子園を目指していない。高校野球連盟に属していない。

そして、今年は、育成でドラフト指名選手が現れた。

 

芦屋学園が高野連に属さなかったのは、

変わらない高校野球に属することが、指導の理念に合わなかったからだろう。

そして、野球を介しての人材育成に高校野球のシステム以外に選択肢があってしかるべきと

考えたからだろう。

そういう考えならば当然、出現して当然の志といえる。

100年近く経って、やっとできたということの方が、遅いくらいだ。

それだけ高校野球のシステムにこれまで人々が熱狂し、その牙城が堅固だということだ。

 

同じことは大学野球にも言える。

先日の明治神宮大会決勝は明治-桜美林というドラフト1位ピッチャーを抱える対戦となった。

佐々木は連投を回避し、準決勝は投げなかったものの中1日登板、柳は連投だった。

大学野球レベルの野球なら連投でも通用し、若いから無茶をする。

チームも監督も勝ちたいからエースに頼る。そうなればエースも応えたい。

応援してくれる身内や同級生にかっこいいところを見せたい。

高校野球と同じ図式だ。

 

また、甲子園同様に歴史を持つ六大学野球は、

かつてプロより人気があったほど栄華を誇ったため、その誉と熱狂を忘れられず、

いまだに東大が負け続けながら所属している。

他の大学の野球エリート達は、東大となどやりたくないのに、

歴史のある六大学野球には各大学が予算をつけてくれるため、環境が良く、

全国からそこで実力を磨こうと良い選手が集まる。

 

歴史があるためにパイプも太くなり、選手を集めやすく、

メディアもドラマをつくりやすく、取り上げる。

 

選手もそれらの条件なら東大とやることも我慢して、進学してくる。

旧態依然の体制は、甲子園も大学野球も変わっていかない。

またつづく。

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