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東大は六大学野球から去るか

昨日からのつづきで弱者は、強豪に対して、ずっとコンプレックスを持つという話。

 

元は、この記事の発言を受けてのものだった。

サンマリノ報道担当官、ミュラーの発言に反論「我々との対戦でさえ無得点だった」

8点差も開く試合で「無意味な試合」は当然のセリフだ。

 

これを聞いて、負けたチームの選手がコンプレックスを感じなかったり、差別的発言に怒ったり、

スポーツマンシップとかが気になっているとしたらただの鈍感な奴というこだ。

明らかに格上の相手に試合をしてもらい、大差で負けておきながら、

見下された発言に怒っている感性は、鈍いだけだ。

いつまでも畏敬をもつ事の方が普通。

 

東大は宮台が出現したり、新しい取組みをしたりでチョロチョロ勝つことがある。

しかし、リーグ戦上位に食い込むことはない。

そりゃそうだ。他の5大学は、高校時代名門校で、もまれた連中ばかりが集まってくるのだから。

東大は、最高学府の試験を突破しなければ、野球部員になれない。

 

しかし、このNHKで紹介された取組みには納得いかない。

日本の最高学府が野球を強くするために、入試突破のテクニックを教えるなど愚の骨頂。

教育ということやいわゆる勉強をするということをはき違えている。

野球を強くするために、試験に受かるための学力を詰め込むことに意味があるか。

個人が東大で野球をやるために、試験のテクニックを探すという行動はわかるが、

学校側からその取組をするのはおかしい。

教育は人を育てること。

日本を支える人材を育てることに東大は存在する。

野球を強くすることが、学問に寄与するというならよいが、目的が野球を強くするための取組だ。

京大がアメフトを強くするためにやっていることの2番煎じなど愚の骨頂。

 

学問の分野で他の大学の取組みに影響を受け、その採用、取捨を吟味することはわかるが、

スポーツの分野で他の大学の取組みを追従するなど情けない。

日本の最高学府のプライドを見せてくれ。

 

他の5大学に勝つために、取り組んでも野球エリートには勝てない。

野球エリートが敗けることの方が問題とも言える。

「勝てることを証明したい。」や「弱い者が強い者を倒せばおもしろい。」

などと言っている時はとうに過ぎている。

本当に勝ったならいいが、90年も勝ったことがない。

チョロチョロ勝てばまた連敗の繰り返しだ。未来もこれが続く。

 

何度も何度もチャンスを与えてもらっているのに、

同じことを繰り返しても、

まだ、神宮という舞台で、野球エリートたちと野球をやらせてもらえる恵まれた連中だ。

ここまで負け続けて、失敗し続けて、チャンスをくれる世界は、他にあまり思い浮かばない。

 

受験は一発勝負だし、高校野球も一発勝負、会社なら降格かクビ。

東大野球部はずっと6大学にいさせてもらっている。

 

「存在意義は勝つこと」と言っていて勝っていないのだから

存在意義がないと自分でわかっていることになる。

 

東大生ももちろん大いに野球をやればいい。やりたい奴が情熱を燃やせばいい。

その中から野球で立身する人間が出てもいいし、一生、野球に携わる人生を選択することもある。

一生懸命やって野球が弱いなら去ればいい。

この先も勝てないことがわかっている6大学から去ればいい。

相応のリーグで情熱を燃やせばいい。

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