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大谷に対する願いの歩みを振り返る

大谷が開幕投手の発表があったことに昨日触れ、今季も兼用について言及した栗山。

 

これについては愚策と言い切った。

 

それは、大谷が入団する前、栗山が兼用を発表した時から言い切ってきた。

 

それでは、過去にこの場での大谷についての提言を振り返ろう。

 

まず、2014年2月4日の内容。

つまりは、大谷が1年目のシーズンを終え、2年目に備えている時期にあたる。

 

この内容は実は、別の場で記述しているものを加筆、修正したものなので

本当は、入団前に述べている内容だ。

 

それでは。

 

『二刀流、聞こえはいいが客寄せパンダ 』

大谷が相も変わらず、投手と野手兼用で始動したようだ。

今はまだ、もてはやされている。

 

本当にできるのか。

夢がある。と

 

 

もともとは海外プレー希望の大谷を翻意させるために栗山が、リップサービスで言ったものだった。

 

それで、マスコミがあおり本人が翻意したので、やらざるを得なくなったのだ。

 

一度球界を離れ、テレビの世界に入り、エンターテイメントが身に染みた栗山ならではの構想だ。

 

昨年は、

栗山や球団もドラフト1位とはいえ、高卒ルーキーを1年目は戦力として計算に入れていないから

話題とファンサービスで両方をやらせてみた。

 

3年目くらいになったら戦力になってくれなきゃ困るようになる。

そうなるとピッチャーに専念させることになる。

 

ピッチャーというのは希少価値がある。

 

野球はピッチャーひとりのおかけで勝つことがあるが、野手一人のおかけで勝つということはない。

 

4打席連続ホームランを打ってもピッチャーが崩れれば勝てない。

逆に野手が何もしなくとも、ピッチャーが抑えれば、負けない。

 

野球というスポーツの性質上、勝敗はピッチャーが99%握っているのだ。

 

だからピッチャーができる可能性がある選手は、ピッチャーを目指すことになるのだ。

 

野手なんて30過ぎてからでもやろうと思えばできる。

 

野手で怪我をしたらピッチャーはもうできなくなる。

ピッチャーは繊細だから。

 

野手にとっては、ちょっとした怪我でもピッチャーにとっては致命傷になる可能性がある。

 

逆にピッチャーで肩やひじをこわしたり、そのほかの箇所で怪我をしても野手ならできる可能性が残る。

 

他球団も今は話題性のおかけで 球場に人を呼べること、

メディアで取り上げてもらえることで、付き合っているが、

しばらくして興味が薄れてきたら、または、打者として戦力になったら打席に立った際、ぶつけてくる。

 

とくに大谷は右投げ左打ちだから右腕にぶつけられる可能性が高い。

 

高校野球なら毎日試合があるわけじゃなく、対戦相手とのレベルの差が激しいことがあり、

さらに、チーム内の選手にも一人の突出した選手に頼る面があるので両方やることも可能だが、

プロのレベルでしかも毎日のように試合がある中で両方でベストパフォーマンスは無理だ。

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