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全ての生活を野球がうまく強くなることだけに費やす一流 文武両道の幻影Ⅱ

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先週の木曜日に引き続き、高校野球における文武両道。

先週の内容はコチラ 2017-5-11全ての生活を野球がうまく強くなることだけに費やす一流 文武両道の幻影

 

高校野球はトーナメント制のため敗れた瞬間、その雪辱は次の大会まで数か月先となってしまう。

名門高校などは、敗れてしまい目標を達成できなかったら、次の大会までより過酷なトレーニングを課す。

こうなると、次の勝利しか目に入らない。

 

「タッチ」の中のシーン、

「ごちそうさま。行ってきます。
ごちそうさま。おやすみなさい・・・」

「今の和也には甲子園しか見えないんだよ。」

という状態だ。

 

文武両道を賞賛しながらも、

多くの時間を部活動の厳しい環境に費やし、

それを乗り越えて戦い切った姿にも感動する高校野球や高校スポーツ。

 

野球専門学校やプロ予備校となっている高校を数多く生むシステムとなっていながら

有事の際は、教育の一環という伝家の宝刀を繰り出す。

一意専心もいわゆる文武両道も奨励するダブルスタンダードだ。

 

もともと実力がある選手たちが悔しさを糧に

夏の大会にかけて野球に打ち込んできて大願を成就させたことは

大きな意義があり、これからの人生に大きく影響することになる。

 

この経験は、この後の人生を大きく飛躍させる可能性を高くさせる現実であり、

日本を支えることになる若者の財産となると同時に

日本においても大きな財産を手にした運命の瞬間といえる。

 

なにも野球に限ったことでは当然ない。

勉学でも、スポーツでも、何かの研究でも分野はなんでもいい。

ひとつに打ち込んで目標に精進し、達成することがやはり意義があるものと思われる。

その目標を達成する為にちがう分野から刺激を受けたり、

違う分野で感性を磨くこともひとつに打ち込んでいることになる。

野球をがんばっている選手が読書で世界を広げたり、

研究に打ち込む学生がスポーツに汗を流すことでひらめきを生んだりといったこと。

 

文武両道などという

結局、中途半端にしかならない、あるいは不可能な建前ではなく、

一意専心が大願を成就し、大事を為すと思う。

その姿は見ている方も刺激を受ける。

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