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日本代表監督は稲葉で再出発 目指す野球は変わらない スターたちよ勝手にやってくれ

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監督を決める機構に、野球の将来への方向性や革新をする目はない。

野球についての深い考察を持たないので無難な稲葉にした。

稲葉の発言からは、野球に関して感心する発言を聞いたことがない。

事を荒げない発言と無難な見識という事なかれに終始する稲葉は使い勝手としては最適だ。

 

稲葉から技術論や経験談で興味を惹かれる話を聞いたことがない。

結果論をさも解説と称し、声を張る。

「すごいと思います。素晴らしいです。通用すると思います。」

 

選手やプレーへの批判とか、ダメ出しを

独自の目から発信した内容を聞いたことがない。

これは最近の若手の解説者に共通することだ。

多くのマスコミの論調や一般受けする意見を

今、常識とされる、あるいは流行りの技術を交えて発言するだけで、大衆迎合する。

 

日本代表に面白い野球は求めないということだ。

面白い、奇抜な野球は必要ないからとも言える。

 

超一流が集まる日本代表には、策を練って、失敗するより

オーソドックスに終始して、マスコミを通じ煽ってもらった方が盛り上がる。

誰が監督をやろうと、それで3位くらいまでは行くことはできるから、

野球に深く通じているより、選手に近い立場で事を荒げない方がいいというわけだ。

 

また、

それだけの器がある人を探すのも難しいし、そういった考えを持つ異端児は嫌われる。

求められるのは、選手、コーチ陣、機構、ファン、マスコミのバランスがとれる人。

野球に秀でるより多くの意見と感情を丸められる能力だ。

 

余計なことをして大騒ぎされて、責任を問われたりしたら、

その後の球界での立場に影響してしまう。

代表の監督などという重責から、そんなことをする勇気もなかなか持てないだろう。

 

代表の監督を進んでやりたいと思う人は、まずいないと思われる。

プレッシャーと責任。失敗すれば、築いてきた地位を傷つける。

成功しても、それが当たり前という目で見られ、

監督のおかげという評価にはならない。名声を得るのは選手たちだ。

 

その成功も選手たちが、実力を発揮したり、調子の波が良かったり、

運が向いた時など、うまくハマって、やっと達成される。

驚く戦略をとって勝利に導けば監督に光が当たるが、

それでも同時に称賛だけでは終わらない。危ない橋を渡りやがってとか、たまたまだとか。

監督をやろうかという思考に至る人は、何もしないと宣言できる人だろう。

 

選手個人のそれぞれの色が、集合して

チームの色、スタイル、目指す野球となるのが代表の野球なのだろう。

代表は、目指す野球に必要なピースを集めるチームとはならない。

現在の人気と実力を備えた選手が自分の色を出してくれれば、

それがそのままチームカラーとなる。

間が多くあり、個々の対決場面が集約されゲームが展開する野球の性質からも

こういう向きになる。

 

稲葉は、大事なのは「選手の和」とか言っていた。

つまりは、選手に対してあれこれ言わず、気持ちよく、勝手にプレーしてくれということだ。

機構の思惑をよく忖度している。

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