https://twitter.com/yakyucolumn
U-18の国際戦は、完敗で幕を閉じた。
日本では経験できない野球をやってくる相手に対応できていない。
動かすパワーピッチャーに対応できない。
前回の準優勝時のアメリカ戦やトップチームのWBCと皆、同じ負け方だ。
さらに、この高校生たちは木製バットへの対応が不十分だ。
甲子園で同じ高校生同士で戦っていても、国際戦では勝てないことになった。
10年以上チャレンジしても優勝がないということは、これからもこれが続く統計となる。
U-18の唯一の頼みである高校野球は、
今のままでは、甲子園文化の継承で喜んでいくだけということになる。
勝つため、技術の成長、野球発展には不十分なシステムなのだ。
高校野球は教育の一環だからそれでいいだろう。
高校野球は最高パフォーマンスの発揮より、規律に沿った行動を求めているから。
国際戦に勝つためには高校の部活動に任せた体制でなく、
高校野球文化とは一線を画す別の仕組みが必要になる。
ただ、高野連も今は、日本代表チームには前向きになってきた。
それでも、各チームの地方大会が優先されるため、代表チームは片手間になる。
それは、フル代表にも言えることで普段、井の中で満足していた野球とは別のものを見せられ、
いざ大海では、どうしようもなくなる。
国際戦で打ち負かされ、それまでの野球観が変わるほどの衝撃を受けてしまう。
高校野球とは違うシステムが、勝つためには、野球の向上には、
必定であることが誰の目からも明らかとなったが、
高校野球100年の独特の文化がここまで人々に浸透し、受け入れられている現状で
別の仕組みは作りづらく、また受け入れづらい。
高校野球という学校の部活動で育った高校生が一生懸命やって、海外の強者に立ち向かい、
それで敗れてしまったのなら、それでしょうがない。また次がんばりましょう。というのでも
さほど、野球ファンは、苦々しくはないのだろう。
https://twitter.com/yakyucolumn