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先日、MLBの試合を観ていたら、そこの放送でしゃべる実況、解説、ゲストが
思い思いに言いたいことを言っていた。
今のリーグの状況、好みの選手、その選手の成績、過去の出来事、記録、
または、その試合には関係ないチームに所属する選手の事。けが人のネタまで披露していた。
今、目の前で行われている試合はほったらかしだ。
しばらくすると、実況が「では、試合の方ですが、」と切り出し、
やっとグラウンドの話に及んだ。
ここで披露されたリーグの状況や選手の話、過去の出来事や記録も 全ては試合が積み重なり、
そのドラマから成り立っている。
試合の序盤だったから、こんな話に終始したのだろう。
試合が終盤にならなければ勝負は決まらないかのようだ。
放送するプロは、 一球、一球その時の技、心理、次の一球はどう攻める、
この状況と場面なら作戦は何が考えられるか、など今、目の前で行われている試合が
どう展開するかを伝えてほしい。全てのドラマは一球、ワンプレーの積み重ねだ。
一発勝負の高校野球ではこんなことにはならないだろう。
WBCの大一番の試合でもそうだ。
その瞬間に何が起きているかを伝えようとする。
その瞬間で局面が変わってしまい、ゲームが大きく動くかもしれないから。
たった一試合に賭ける情熱を汲み取って、伝えようとしているはずだ。
手に汗握る観ている人にそこを伝えなければ意味がないと緊張感があるだろう。
それが本来の観方だ。
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