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勝敗のみにスポットを当てることが試合そのものをおもしろくさせる 野球における得失点率Ⅳ

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TQBで上位に入るために得点を多くし、失点を少なくする戦いをすると、

日本はTQBの成績は良くなるものの、韓国のTQBが悪くなってしまい、

カナダとの直接対戦成績で、日本は脱落ということになってしまうという

複雑な立場に立たされてしまった。

 

韓国戦は、負けたら当然だめだが、

勝つにもTQBを良くしながらも、大勝して韓国を脱落させてもだめだったのだ。

 

だが、こんな憂慮も関係なく、日本は韓国に完敗したので

話題にはさほど上らなかったが、これで韓国に勝っていながら、それも大きく勝ちすぎたことで

脱落していたら話題となっていただろう。WBCのメキシコ脱落のように、

日本がこの憂き目にあっていたら不満の声が沸き上がったろうし、ルール改正を叫んだろう。

 

これからも、このルールが続くなら、このようなケースは、十分あり得、その時は

大きな話題になることだろう。

 

野球は、相手より1回ホームベースを多く踏み、勝つための戦略を施すところに面白みがあり、

大量得点が必要とされれば、大味な試合になる。

さらに得失点率ということは、他の消化試合までが、こちらに影響してくることになり、

すでに敗退が決まっているチームがやる気をなくしていて、

こちらのライバルチームに多く点を献上すれば、こちらとしてはちゃんとやってくれとなる。

 

さらに、コールドやサヨナラ、または表裏でのイニング数の違いで

得失点率が変わることを考えながら試合を進めなければならず、

その上、今回の日本が韓国戦で強いられたように大勝してもダメという複雑な戦いを強いられる。

 

そして、何より野球はピッチャーで決まるので、

消化試合に投げるピッチャーと勝ちに行くときに投げるピッチャーで、同じチームでも力が

かなり違ってくる。

組み合わせの早い遅いで同じチームでも力の具合が全然変わってしまうのだ。

 

順位が並んだらもう一試合やるか、せめてタイブレーク方式でやるかした方がいいだろう。

得失点率はだめだ。まだ、ジャンケンの方が公平に思える。

順位が並んだ場合の5項目目にコイントスという記載があるが、これの方が公平に思える。

 

順位を決めるのに複雑なのは構わないが、得失点率とか、何点必要とかいうのがナンセンスだ。

勝敗のみにスポットを当てることが試合そのものをおもしろくさせる。

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