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相撲は旧態依然でいい そもそも一般社会と離れたものだからこそこの文化を保護した

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白鵬は胸で受け、押されたのち、さすがの受け身のうまさと速さで勝ち抜けた。

 

膿が何なのかがわからないし、そもそも膿と思ったものが膿とは限らない。

どんな組織にも膿と思われるものはあり、膿を出し切るなど不可能だろう。

出し切ることは、排除や弾圧につながり、次の膿や悪弊につながる。

つまり万人にとって良い仕組みなどあり得ないということ。

改良、改善を繰り返し、時には膿と思われるものをも飲み込んで進んでいくものだ。

 

また、貴ノ岩の番付降格に救済措置を訴える風潮を見かけるが、番付とは角力の順位であり、

幾場所も休場している力士をそこにとどめるなどできない。

休場を繰り返せば実力が劣るのは必至であり、そのための番付だ。

その衰えた実力の力士がその地位で相撲をとれば、実力差ゆえどうせ負けて、早晩降格することになる。

また、その地位にとどめておいて実力差のある土俵に上げれば、ケガの危険性があり、

それこそ力士生命にかかわる。

貴ノ岩の救済は番付維持ではなく、ほかの方法をもってして行われて然り。

 

一般社会とはかけ離れていると言うが、かけ離れていて何が悪い。

むしろ、かけ離れていることに価値があり、かけ離れていることに文化を感じ喜び、

かけ離れていることを日本の誇りとしてきたのだろう。

今時、ちょんまげしている奴がどこにいる。

今時、まわしいっちょで人前に出るか。

今時、女は絶対だめなどと言い切る組織があるか。

相撲界は一般社会とはかけ離れていていいものだ。それを喜んできたじゃないか。

 

公益法人だからと言って世間にすべてを開示しなくていいし、世間の言いなりになる必要はない。

内密にする部分はあって当然だし、それは悪とは限らない。

そもそも、一般社会と離れたものだからこそ、こういう文化を公益として保護しようとしたのだ。

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