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松坂の待遇はもういいよ どこにどんな打算があるのか

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松坂の中日入団が決まり、

「何を言われようが、自分ではまだ悔いのない野球人生だとは思えない。」

という会見を目にした。

 

これを意訳して、「どう思われようと野球をつづけたい」という報道を多く目にした。

この意訳は間違っていよう。

 

どう思われても野球を続けたいと言うけれど、

ソフトバンクでは野球をやっていない。

 

けがの繰り返しと得意の違和感、リハビリ、そして1度の1軍登板も消化試合のもので1回失点5。

だから、とっくに野球を続けていない状態ということだ。

 

この意訳、正確には「どう思われても球団から給料が欲しい」か。

だが、辞めて他の事をやったほうが収入は多そうだからこれも違うか。

 

では、「どう思われても野球選手の肩書が欲しい」か。

だが、これも野球選手の肩書だけなら、

これから身に降りかかるであろう外圧に比して割りに合わないだろうから、これも違うか。

 

正確には何だろう。

「どう思われても公認のキャッチボールを許して。」か。

中日から球場を使用してのキャッチボールをやっていい権利をもらったと解釈できる。

走ったり練習したりするだけなら、本人は嫌だろうから契約しないだろう。

1軍のマウンドに立つことを夢見てここに至っているということだそうだから、

1年間キャッチボールが仕事になったわけだ。

この意訳が一番近そうだ。

 

後悔などプロには関係ない。

全体を見渡して、自分の立ち位置を理解し、辞めるべき時に辞めるのがプロ。

悔いなど残って当たり前。その葛藤を清算して身を引くのが栄光を手にしたことのあるプロがすること。

たとえ10勝したとしてもその程度の活躍なら、これまでの球歴からして今更としか思えない。

それなら、将来、球団を支える人材になる可能性のある選手に進んで居場所を譲ってやる

くらいに考えられないものか。

 

球団としては松坂が1軍の一角を占めたのなら、それだけでも収益に貢献することになろうが、

球界の循環を慮れば、身を引いた方がいい存在だ。すでに3年も過ぎている。

 

そもそもこれだけ野球をやってきていながら、まだ後悔するような野球人生を歩んできたのか。

これまでの野球人生の歩み方が甘いと感じざるを得ない。

 

自分の事しか見えていない。自分のことすら見えていない。思慮に浅い。

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