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にわかに話題になりだした大谷のこれからの方向。
投手としての致命傷ともなりかねない肘のケガにより、行く末を心配している。
体に負担をかける兼任を続けるべきなのかと。
この兼任を否定する人には野球ファンは、老害などという汚い言い方で忌み嫌う。
人生の先輩に対して下劣極まりない言い方だ。
しかも、本質を衝いているのは、こういった先をも見通して発言している人達なのに。
その代表の1人ともいえる、江本は世間が浮かれ賞賛する現状に対して
プロの見方を提供し、未来への提言をしている。
ただ、表現の仕方がファンや世代の違う人には受け入れづらいものとなっているので
反感を多く買ってしまう。
日本球界の頂・王も
「正直に言うと、僕もそう(二刀流より投手1本に絞るべきと)考えていた方なんだよ」
と言い、自身が監督を務めたら大谷はピッチャーで使いたいと発言していた。
野球はピッチャーが勝敗を握っているので、一流の実力があるピッチャーが投げることをしない
という選択はない。
王は、勝ってくれるピッチャーだからとのこと。勝つことが必要な指揮官は、勝利のために
最善となる起用法をするということだ。
ということは、その中で大谷の能力を全開させるための使い方をするだろう。
初めて現れた才能をファンに夢あるものにして届けるために、
しっかり育て、大事に育て、驚くパフォーマンスで喜んでもらい、
チームの勝利につなげる起用をする。
そして「ベーブ・ルースといったって、時代が違いすぎるからね。だいたい、まだ(シーズンは)始まったばかりで、いろいろコメントを求められても困ってしまうよ」
江本も王もそして何かと老害などという下品極まりない言い方をされる張本も
始まったばかりの段階で評価はしない。
そしてここでのケガにより、高評価になりようがなくなった。
シーズンを通して、どんな活躍をするか。そしてそれはチームにとって良い方法だったか。
チームの勝利に対して最も貢献できた活躍だったのか。
さらに、今シーズンだけでなく、来シーズンも、そしてその先の将来も続けられるのか。
そして、大谷の才能を最も発揮させる起用法なのか。
ということまで含め、評価し、提言や助言をする。
どれも筋が通っていると言える部分が多く、プロの見方は世間とは一線を画している。
一瞬一瞬で一喜一憂するのがファンとメディアの特徴だ。
メディアは、話題になることを大げさに取り上げることで世間の注目を集めようとする、
さらに要請を受けた専門家やタレントが盛り上げる、
それを目にするファンは騒ぐ、という図式になっているから。
だから、開幕当初から爆発した大谷の活躍ぶりに諸手を挙げて喜び讃えていた報道内容も、
今は下火かつ疑問視する動きがでてくる現象となった。一喜一憂だ。
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