高知商の日本学生野球憲章に抵触するとされる行為では部長が謹慎処分だそうだ。
高野連のこの見解はどういうものなのだろう?
高校野球はこれだけの巨大コンテンツになってしまったので、
そこを仕切る高野連はおかみの裁きを強要できることになる。
一切の抵抗を許さない高校野球の方針があるのにも関わらず、
それを指導する立場にある学校の部長や学校の大人たちがこの処分に抵抗を示せば、
矛盾が起きるという見方ができる。
普段、選手たちに指導していることとは、逆のことをしているよ。と。
また、高野連の方針に不服で離脱したくとも、行き場がなく、しがみつく選択しかない。
高野連としてはその権威を誇っている部分はあるだろう。
高知商は名門だからこそ、野球部員のことを思えば処分を甘んじて受け、事を収める選択を
するのもうなずける。
これが、高知商のような名門でなくとも同じようなことになったのだろうか。
話題にはならなそうな気がする。
それにしてもこれが商業利用といえるのか。
このイベントは500円が入場料ということだが、500円程度の入場料で高校生のイベントなど
その収入はたかが知れているだろう。それならば、場所代などの経費の分担という程度で
営利を目的とはしていない。それまでも商業利用と言えるのだろうか。
高知商の野球部員のユニフォーム姿の付加価値に500円のうちのいくばくかが含まれているようには
思えない。
どこのメディアでも言っているが、気をつけて下さいね。で済む話だ。
ところでこの謹慎という処分は何なのだろう。
一般的には、家から出ず、悪行を反省し、今後の在り方を考えるというのを想像するが、
家に閉じ込めるわけがないから、謹慎とは野球部の活動にタッチしないということなのだろう。
謹慎と言われると、厳しい処分が下ったような印象だが、
実態としては気をつけて下さいね。と言っているのとあまり変わらないような気もする。
結局、総じて結論を出すと、高野連も高知商も今回の行為も
全てが大したことじゃないということだった。
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