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緊急イチロー特集 イチローは日本復帰すべきだったか

Slugging Los Angeles Angels pitcher Shohei Ohtani greets Seattle Mariners outfielder Ichiro Suzuki during training in Seattle on May 4, 2018. The Seattle Mariners said the previous day Ichiro is transitioning to the role of special assistant to the chairman of the team. (Kyodo) ==Kyodo (Photo by Kyodo News via Getty Images)

昨年のシーズン前は本人の意思とは別のところで、日本復帰が騒がしくなっていた。

地元・中日がオファーを出しており、ヤクルトや古巣オリックスなど憶測が飛び交った。

ヤンキース移籍あたりから悪くなっていったバッティングフォームは、

止まることはなかった。

 

MLBでは、今まで以上の働きはもうできないということに、

やっと日本の球団やメディアは気づいたのか、

イチロー獲得で話題をつくり、球界に刺激をと考えてのオファーだったか。

あの技術の王様がどうしてそうなってしまい、そして、なぜ直らなく、

悪くなる一方なのか、ずっと不思議でならなかった。

それは、引退した今でも疑問として残る。

 

とかく、体型も変わらないと言われたが、小さくなったように映った。

ユニフォームの着こなしでそう見えただけなのか、

どうにも張りが薄れたように感じたものだ。

 

先日の引退試合となった、日本での数試合では、芯を食った打球はフェアゾーンに

飛ばない、甘い球が上に上がっても、外野を後ろに下げることもできない、

フェアゾーンに飛ぶ打球は力なく詰まる。

1人レベルにあっていない選手がいるように映った。

無双だったあのイチローが、逆無双に陥っていた。

 

求める姿ではなくなって久しかったイチローには、そのプレーに興味を持てないので、

MLBの舞台からもっと早く、降りてほしかった。

イチローを失う喪失感より、あんなイチローは見たくなかった。

それが、スーパースターの引き際というものだ。

日本復帰してもファンが求めるイチローたるプレーは、望めない可能性が高かった。

 

日本人にさえ手こずる、後塵を拝するイチローの姿は見たくないが、

野球人生終焉を日本で見たい気持ちもあった。

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