昨日は、現役を続けたことに、しがみついてしまったと表現し、
インタビューで答えた内容に納得がいかないと記した。
つまり、スーパースターの晩節を汚してしまったというわけだ。
本来は晩節を汚しているのだが、そこは不世出のスーパースターだけに、
続けていてくれることだけでも、ファンはありがたがった。
マリナーズ晩年からニューヨーク、マイアミと
毎年、どんどん悪くなる打ち方にも関わらず、記録に注目され、
イチローを使わないのか、イチローならやってくれると信じているかのような
メディアの伝え方であり、世間の反応だった。
それは、今シーズンになってまでも同様で、
オープン戦で連続ノーヒットでも、イチローなら修正してくると野球評論家と
呼ばれる人でさえ、発言していた。
だから、イチロー程のスーパースターは、晩節を汚すような衰えた姿を見せて、
ガッカリさせるより、いなくなってしまう寂寥の方がショックが大きいということのようだ。
本来ならスーパースターの美意識としてもっと早く身を引くべきだったところだが、
このタイミングで辞めても、イチローに対する憧憬と感謝は変わらなかったということになる。
そして、イチローという他に比較できない選手に引退という言葉だけでかたづけるのはしっくりこない。
たくさんの驚きを届けたイチローは次に何をやらかすのだろうか。
凡人が考えるのは、
日本の新球団を1つ所有し、監督兼選手となる。
そして、コミッショナーにも就任し、のちに文科大臣に就任しようか、程度の事だ。
イチローと言えど、去る者は日々に疎しとなりがちだ。
だから、メディアに出て、人々の目に触れることはした方がいい。
これだけのスーパースターは前例がないだけにどうしたらいいか。
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