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高校野球の目的 誰のためにあるの

昨日は、佐々木の登板回避の話題に触れ、登板回避が賛成か反対か、是か非か、

余計なお世話で、論点はそこでないということを記した。

2019-7-31 佐々木の決勝登板回避 論点はそこじゃない

 

たかが、高校生の部活動に、こうも外部がドヤドヤ踏み込み、ガヤガヤ喧しいのは

新聞やテレビがそういう作りをして、さあみんなで感動しなさい、さあみんなで

高校生スターを楽しみなさいとしたから。

メディアは、そういう素材を見つけたら、盛り上げたい。あるいは作り出して、

興味を持たせたい。

見ている側はそれに乗っかって、勘違いしちゃった。

テレビの中ではエンターテイメント、球場では劇場だと。

プロ野球選手のほとんどが高校野球を経験するから、高校野球も興行の目で見てしまう。

 

こうして、高校野球は興行という点を無視できないほど巨大コンテンツになってしまった。

高校野球はプロ養成の仕組みでなければ、感動創造機関でもない。

 

しかし、そういうメディアの盛り上げ方がないと、野球文化は盛り上がらないし、

野球そのもののレベルが上がっていかないという現実もある。

そういう、感動を伴うコンテンツだからこそ、次世代を担う子供たちが、高校野球に

集ってくるということになる。

 

そして、やる人が多ければ、観る人が多くなり、さらにそこをメディアが取り上げる。

こういう構図はプロと一緒。したがい、興行という点も無視はできない。

選手はそんなことを意識せず、自分の目標に向けて、自分のプレーを一生懸命やればいいが。

 

ところで今日は、世間の口端に上がる佐々木登板回避の賛成か反対か、是か非かについて

論点はそこじゃない。

高校野球の姿勢が本質ということを記すはずだったが、また明日へ。

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