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スポーツ界の専門用語 野球界の専門用語

この時期は各種の高校スポーツ全国大会が行われる。

 

その中で、昨日はバレーボールの決勝があった。

女子でかつては常勝軍団として4連覇を達成し、レッドドラゴンと呼ばれる東九州龍谷が

その4連覇した時以来8年ぶりの優勝を決めた。

身長が低い子が結構いるのだが、それでも能力と練習でまとまりがある印象を受ける。

特に、162センチの2年生、室岡は1年生の頃からスパイカーとして活躍している。

顔は幼く、いかにもまだ子供なのだが、プレーぶりは観ているものを圧倒する

豪快さ、しなやかさ、センスの良さを感じさせる。

バレーボールに青春を賭ける決意をし、この名門に憧れ、集まった女の子たちの個々の実力は高い。

 

ところで、バレーボールでは相手選手の間を抜くようなスパイクのことを

カンチャンと言うらしい。

これは、麻雀のカンチャンからとったのは、即座にわかるのだが、解説者が当然の如く

この専門用語を使っているので、初めて聞いた時は思わず笑ってしまった。

 

麻雀用語の面子やテンパるなどは一般に使われるようになった。

最後のタハ゛コ1本をハイテイと言っている年配の人に先日出会いもした。

 

スポーツ界や武道の世界から専門用語が一般になることは多い。

競馬界から勝負服、プロレス界からガチや秒殺、相撲界からはうっちゃり、など。

とったどーは猪木の名言のパロディだ。

他にもきっとあるのだろう。

 

野球界からはあるだろうか。

舞台を降板とか、大臣を続投とか、は野球用語だろう。舞台は板から降りないし、

大臣は投げない。ピッチャー交代のマウンドから降りることをプレートから離れるに

例えて降板、交代してもいいタイミングでも投げ続けることを続投だ。

トップバッターや代打、クリーンヒット、外野、置きに行くも一般用語となっている。

 

最近は野球用語を略すことをよく聞く。

バッピとか夏大とか、いっぱいありそうだ。

若者言葉と言われて紹介されるものは全て知性がない。

ただ略しているだけで得意げになっていてもつまらないものだらけだ。

神宮第二球場を神二と言うそうだ。

東京大会の試合会場を示すのにトーナメント表には神二と記されるからだろう。

しかし、神宮球場という、東京の、関東のアマチュア界における聖地である神宮球場は

神宮という呼び名が相応しい。その第二球場は神二と呼ぶのではなく、第二球場もしくは、

第二の方がいいだろう。第二といったことでそこには神宮という意味が内包される。

そっちの方が神宮という神聖な場所に対する呼称として深みを感じる。

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