独自大会と銘打って開かれた今夏の大会は各地でルールを独自に設けた。
ルールと言っても、野球の根っこに関わるものではなく、開催ルールの事で入場制限や
球数、時間など。
東京は2時間20分を過ぎたら新しいイニングに入らないとした。他の地域でもあるのかは知らない。
特にハイタッチ禁止は、何のためにやっているのかまったくわからない。
入場制限を設けておきながら、スカウトの入場OKというのも首を傾げる。
球場には充分、間隔を開けられるだけの余席があるのに、家族と部員しか入ることができない。
岐阜大会では試合前後の整列、あいさつは、その時出場の9人だけで、ベンチの選手はベンチ前に並んでいた。
タイムをとってマウンドに集まれば、密集して相談だ。
それよりベンチでは狭い中で大声を出したり、話し合ったり。
得点すれば抱き合い、勝利を決めれば、近くの人間と抱き合う。
優勝すれば全員マウンドで抱き合う。
そんな中で閉会の表彰ではソーシャルディスタンスとか言って、間隔を空ける。
その後の記念撮影では、もっと詰めて、と大人数が密着していた。
主催側がどう体裁つけてやったらいいのかわかっていないのがよくわかる現象だ。
世間の反応を横目で見ながら、選手たちへの施しをするという。
この中で、ベンチ入りについて各地でそれぞれルールを設けており、試合ごとの登録メンバーを代えていい
というのがあったり、ベンチ入り人数に制限を設けていなかったり。
こんな世情でベンチ入り人数を制限しないでいいなら、いつもそうしたらいいじゃないと思う。
今こそ制限するならわかるけど、今こそ制限が解除されるという矛盾。
バカバカしさに付き合わされた選手たちの夏は奪われた。
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