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狭くなる球場はプロのプレーを狭める

選手の体は大きくなる一方で、古くからある球場の広さは変わらない。

今、プロが本拠地として使っている球場で古いのは神宮と横浜と甲子園か。

神宮は数年前に改修して両翼が深くなった。

甲子園のラッキーゾーンがなくなったのは30年程前だ。

横浜はかわっていないはず。

 

もう古い部類に入る東京ドームは日本初のドーム球場としてかなりの話題を生んだが、

できた当時は広い球場と言われ、ついたニックネームがビッグエッグだった。

今や、ドームは狭い球場とされ、室内だからホームランが出やすい球場となってしまった。

西武は屋根がつき、両翼が深くなった。

 

新調した球場は、はじめ広めにとったのに、ホームランを出やすくするために

わざわざフェンスを設けて狭くする傾向となった。

体のでかさに合わせて大きくしたのに、今度は狭くするという作為だった。

そしてファールゾーンも極端に狭くしたことで球場全体が窮屈さを感じさせ、ファールゾーンを

駆け抜けるダイナミックなプレーが見られなくなった。

 

野球の華はホームランという間違った認識のために狭くしたがる。

福岡は、ホームランが多い方が客は喜ぶというオーナーの発想の元、狭くしたと聞く。

野球を知らない金だけ出しているオーナーに野球そのものの質を変える発言を安易に取り入れるのか。

ホームランが出ない球場で野球のおもしろさを深掘りし、伝えていくのがプロの役目だ。

 

球場を広くして、外野フェンスが低いというのがいい。

そうすれば外野手の塀に上ってのキャッチが見られる。

高いと塀に当たる打球をジャンプして捕るだけだ

低ければよじ登ってのキャッチやよじ登って移動しながらのキャッチや飛びついての

ホームランボール奪い取りが見られる。

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