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勝負の世界にいる理由 松坂引退

松坂を英雄としてとらえていたファン層も、いいかげんうんざりしていた昨今、引退となった。

MLB所属から日本に帰ってきて、ソフトバンク、中日、西武と数年間、毎年、ケガだなんだとまともに働くことなく、

引退の実情はプロの資格がなくなったというものであり、自分の意志により辞め時を計ったというよりは

クビに等しいものだ。

中日時代、カムバック賞なるものに賞されたが、内容はスポットを照らすものではなく、

その程度なら若手にチャンスを譲った方がいいというものだった。

 

クビは英雄の体裁として良くないから本人に任せていた球団は、その人気にぶら下がっているだけだったものの

そろそろ自分で言い出した方がいいよ、そうでなきゃ、これまでの実績を傷つけるだけだし、

抱えておくのも厳しい、というようなことがあったかもしれない。

これまでの功績に敬意を表して名誉職として戦力としては見ていないけど、自分で決めるまでいていいよ、

ということだったのだろうが、本人のためには自分から言い出す形で引退を表明した方がいい、

と勧めたのかもしれない。

 

サッカー界ではカズがまだ続けている。

その辞め時に、カズが52歳の時に、ある記事を目にした。

その中身を見ていまだにこんなことを言っているのかと呆れかえったものだ。

その内容とは、「戦力になっていない。決断する時」「走り方、スピードを見ても正直ちょっと厳しいなとは思う。」

「今はチームの戦力構想から実質外れている。」

すべてはるか昔からすでにそうなっていることをいまさら羅列しているだけだった。

決断する時も厳しい時も戦力になっていないのも、はるか昔の事。

松坂もカズも功績が大きいので、その立場を慮って温かい目を世間は注ぐが、

とっくにプロではない。

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