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不満のやりどころをなくさせる 映像という武器による判定

ワールドカップではVARによる判定が大会に規律を与えている。

判定は一切の情の入るもののない正確こそが是ということをこの場で何度も記してきた。

 

正確こそが是なのだが、それは機械による判定が最も良いという意味ではない。

判定で最も大事なのは正確ではあるものの、その正確というのも、見極め、受け入れるのは

共に最後は人間だ。

したがい、ここで大事になってくるのは納得だ。

 

敵味方が納得することが大事で、そうすれば自分にとって不利でも受け入れる。

その納得をワールドカップではVARという形式を採用することで実現した。

映像で確認することは全ての人が納得するからだ。

 

審判もエビデンスがあるから言い切れる。

日本とスペイン戦の2点目は肉眼では完全に出ていた。

VARが採用される前に同じことが起きていたら得点にはなっていなかったはずだ。

そこを映像という形でエビデンスにしたわけだ。

これによりスペイン側も黙らせることができた。

映像なしで得点を認めていてはスペインのみならず、日本ですら、そして世界中で紛糾したはずだ。

 

一瞬の判断では審判も自信をもって言い切ることはできない。

証拠がないから。

そして自分でも間違えたかも、と思い、自信を持てない。

当然だ。

したがい、審判にとっても助かるのだ。

明日もこの話題を。

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