大谷がWBC出場に前向きだそうだ。
今や世界有数の選手となった大谷のこの姿勢により大会の存在意義が上がり、価値向上につながる。
前回大会でやっと野球発祥のアメリカが優勝したことで、存在意義が上がったかと印象を与えたところだ。
それまでアメリカではWBC自体を知らない人たちが多い印象だし、
そんな大会に出るより自チームでの活躍の方を優先しろ、という世論だったという印象がある。
日本は狭いし、島国の特性があるので国際大会には一丸となる傾向があるが、アメリカは
広いし、連邦国家という特性から地域の代表という意識があるだろう。
だから、地域のチームの地名で呼ぶ。
シアトルとかシカゴとか。
アメリカ代表として体力を使うより、自分が所属するチームへの献身を優先することこそ
あるべき姿として、他のチームへうつつをのかしているのは悪い姿勢に映る。
しかも、自チームでの活躍での報酬が破格だから選手もそちらに専心したい。
MLB所属の日本人が代表戦に参加しないのもこういう事情による。
レベルが高く、長丁場で、体力もきつくなるリーグで活躍しようと思えば、ここだけに集中していないと
高度なプレーはおぼつかない。
環境が変わる代表チームへ出掛けて行くことはケガのリスクもある。
もし、代表戦に参加したことで思う調整、活躍ができなければ後悔するので、そのリスクはとることができない。
明日へ続けよう。