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審判の威厳

40年以上前は審判の威厳とよく耳にした。

誰が言い出したのだろう。どこかのマスメディアだろう。

 

それも確証の元、持ち出したのではなく、おそらく構文として持ち出したのだと思われる。

紙面や頁を埋めるのに弄したのだ。

いわば詭弁だ。

 

審判の威厳とはどういうことか、幼少期は意味が分からなく、

そして年を重ねて少年期から青年期になっても合点はいかなかったから。

 

一度、出した判定に対して覆すことはないこと。

さらに、抗議に対しては毅然とはねつけ、ゲームを進行させること。

これを審判の威厳とされた。

 

そして語り草となっている「俺がルールブックだ」は喝采された。

 

ところがテクノロジーの発展とともにリプレー検証が常態となった。

あっさりと受け入れ、異論をはさむ余地がないほどとなり、これは進歩とされた。

あれほど威厳と言ってきたものをあっさり捨てた。

 

詭弁だったのだ。

証明された。

ずっと合点がいかなかったことは、自分の理解が追い付かないのではなく、正解だったのだ。

 

威厳を今、言う人はいない。

高校野球はまだ言うのか。

 

間違いを押して、受け入れさせることを正義としている。

詭弁をもって押し付けている。

 

法律違反の人権蹂躙、パワハラともみられる。

何もリクエストを採用しろと言うのでない。

 

判定は押し付けるのでなく、正確や納得が是であり、間違いを覆すことは

恥でも何でもないということだ。

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