ピッチャーとバッターはやることが全く違う。
かたや投げる人、かたや打つ人。
だからプロではそれぞれに得意な方をやるわけだ。
野球くらいではないだろうか。
やることが全く違う2人が対戦の図式をとるのは。
サッカー、ラグビー、アメフトなんかはひとつのボールを奪い合う。
守りが得意な人と攻めが得意な人がおり、任務は違うものの
守りの人が攻めてもいいし、その逆もしかりだ。
対戦と言える。
個人競技はもちろん同じことをして対戦の図式をとる。
陸上、体操、水泳のオリンピック3大競技はもちろんのこと
テニスや卓球、バトミントンなどの球技もしかりだ。
いろいろ思い浮かべてもやはり野球だけだ。
対戦する二人が全く違うことをするのは。
昔から名勝負と呼ばれる対戦を演出し、ファンに刺激を与えてきた。
長嶋VS村山 王VS江夏 江川VS掛布 野茂VS清原 伊良部VSイチロー
松井VS黒田 など。
本来、対戦と呼ぶのであれば勝ち越した方が優秀であるはずだ。
つまり、投手と打者の対戦であれば5割超抑えれば投手の勝ち、
5割超ヒットすれば打者の勝ち。
5割丁度なら引き分け。
しかし一般的には3割打つと打者は優秀とされ
対戦としても打ちこんでいると評価することが多いもの。
野球のおかしな通念であるこの現象を
さらにスポットを当ててみよう。