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ピッチャーの役割Ⅱ

昨日は先発転向で結果を残している横浜・山口の話題をした。

その続き。

 

先発の役割を試合を作ること。

クローザーの役割はリードしている試合の最後を締めくくること。

 

よって仕事内容がちがうので

それぞれ適性があるわけだ。

 

今、山口が先発で結果を残しているのは

1点もやれない場面で登場していた時より

ずっと気が楽になったのでのびのび投げられるようになったのだろう。

 

1球1球全力で投げなくてもよく、ランナー出しても1点くらいいいや

という開き直りもあるかもしれない。

 

カーブなど緩いボールも使いだし、投球に緩急をつくっている。

とも言われる。

 

緩いボールはピッチャーは投げるのが勇気がいるので

1点勝負の場面ではなかなか投げきれなかっただろうが、

先発では有効に使っているようだ。

 

クローザーは気の弱いヤツには務まらないということになる。

 

山口は1球1球にミスが許されないクローザーで失敗が重なり、

悪い循環に陥り、縮こまっていたのは間違いないところ。

 

ただ、今後先発を続けていくのか。

また時期を見てクローザーへ戻るのか。

どっちにしても大きな問題がある。

 

それは

先発とクローザーでは体のつくり方が違うということ。

 

先発は中6日のローテーションで6回100球をめどに投げられる体をつくるよう

調整する。

 

かたやクローザーは毎日投げる準備をし、1回を全力投球で行く体を作るよう

調整する。

 

したがってしばらくクローザーとして体を作ってきた山口が

先発の体に変えるには生活習慣から変えていかなければならず

長いシーズンに対応できるかという問題だ。

 

そして

仕事自体が変わった山口の体に異変が起こらないかということもある。

 

こんな誰にもわからないことを心配してチームも起用はできないので

それはもうこれが原因で壊れたらしょうがない

ということなのだけれど。

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